禁煙を成功させるためには禁煙外来と禁煙補助薬が有効

禁煙外来で治療をサポートしてもらう

タバコはいちど習慣になってしまうと、やめるのが難しくなります。タバコに含まれているニコチンは脳の受容体に結合することで、ドーパミンという快楽を感じさせる物質を放出させます。喫煙を続けていると、ドーパミンによる心地よさが癖になり、やめられなくなってしまうのです。

禁煙を成功させたい場合は、禁煙外来を受診するとよいでしょう。禁煙外来では、医師が患者の喫煙歴を把握したうえで、禁煙補助薬を処方してくれます。また、禁煙が成功するまで、治療の経過も見守ってくれます。禁煙による辛い離脱症状で悩んでいるときも、気軽に相談にのってくれます。

禁煙外来では、はじめに問診表を書きます。それを元に、医師が診察を行います。それから、呼気一酸化炭素の測定、胸部レントゲン撮影、呼吸機能検査が行われるのが特徴です。診察結果に応じて、禁煙用の飲み薬や貼り薬が処方され、約3カ月間、薬による治療が行われます。

禁煙治療は保険が適用されます。ただし、いちど禁煙に失敗した場合、再び保険適用で治療を受けるには1年間待たなければいけません。

禁煙補助薬のチャンピックスは通販でも買える

禁煙外来では、チャンピックスという禁煙補助薬が処方されます。市販はされていませんが、インターネットを利用すれば、病院に行かずに入手できます。

チャンピックスを扱っているのは、個人輸入を代行している通販サイトです。海外から製品を輸入することになりますが、難しい手続きは業者がやってくれるため、普通のネット通販と同じ感覚で購入できます。

チャンピックスは長期間にわたって服用することになるため、まとめ買いすると費用を抑えられます。

禁煙が続かないのはタバコに含まれるニコチンのせい

ニコチンには依存性がある

禁煙中、ふとしたとき「1本くらいなら……」とタバコを吸ってしまうことがあるかもしれません。

タバコに含まれているニコチンは、体内に入ると、ドーパミンという物質を生成します。ドーパミンは脳内麻薬物質とも呼ばれ、多幸感をもたらします。しかし、ニコチンには依存性があり、吸い続けているとやめられなくなっていきます。

禁煙がある程度続いていても、1本吸ってしまうとまた吸いたくなり、喫煙が再び習慣化してしまう恐れがあるのです。

ヘビースモーカーであればあるほど、ニコチンへの依存性が高く、禁煙が困難になります。積み重ねてきた苦労を水の泡にしないためにも、禁煙を始めたら1本も吸わないようにしましょう。どうしても辛い場合は、禁煙外来で処置を受けたり、禁煙補助薬を使いましょう。

アイコスにもニコチンは含まれている

アイコスは電子タバコの一種です。乾燥したタバコの葉と、水や香料などの水分を熱して霧状にし、タバコを吸っているような感覚を得られます。

アイコスは、タールや一酸化炭素などの有害物質が普通のタバコに比べて少ないとされています。タバコに含まれているこれらの有害物質は、タバコの葉を燃やすことで発生します。しかし、アイコスはタバコの葉を燃やさず加熱するので、有害物質が発生せず、健康リスクが低減されるのです。

ただし、アイコスの健康リスクについては、信頼できるデータがないという指摘もあります。また、ニコチンの量は普通のタバコと変わりません。習慣的に使用すればニコチンへの依存が高まる恐れがあります。

禁煙を成功させるコツ

代用品を使って無理なく禁煙を続ける

禁煙を始めてタバコを吸わなくなると、口寂しさを感じることがあります。人によってはタバコの代わりにガムを噛んだりや飴を舐めたりして口寂しさを紛らわすかもしれません。

ガムや飴でも気が紛れなければ、別の対策をとりましょう。禁煙ガムやニコチンパッチには、少量のニコチンが含まれています。少量のニコチンを摂ることで、禁煙によるイライラを緩和し、少しずつニコチンへの依存を減らしていけるのです。ニコチンの含まれていない電子タバコを代用品とするのも良いでしょう。

自分の意志だけでは禁煙が続かないという場合は、禁煙外来を受診し、処置を受けましょう。

喫煙を無理に我慢するとストレスがたまり、禁煙を続けるのが難しくなります。代用品や病院を利用し、無理のない禁煙をおこないましょう。

タバコをやめると食事の量が増えやすい

「タバコをやめると太る」といわれますが、これには理由があります。

タバコに含まれるニコチンには、食欲を抑える効果があります。また、タバコを吸っていると味覚や嗅覚が鈍くなったり、胃腸の働きが悪くなったりします。ニコチンを摂取しなくなると、抑制されていた食欲が戻り、人によっては以前より食事がおいしく感じるようになります。その結果、食事の量が増え、太りやすくなるのです。

また、口寂しさを紛らわすために、タバコをくわえる代わりに飴を舐めたりするのも太る原因になります。

禁煙に成功したら、食事に気を配り、適度な運動を心がけ、肥満を防ぎましょう。

タバコを吸い続けるとニコチン依存症になる

ニコチン依存症は心身に影響を及ぼす

タバコはニコチン依存症の原因になります。精神的に落ち着かなくなるだけでなく、重大な健康被害を引き起こすのです。

タバコを吸わないとイライラしたり、落ち着かなくなったする場合は、ニコチン依存症になっている可能性が高いです。悪化した場合、タバコを吸わないと手が震えたり、胃がむかついたりするなど、身体的な症状があらわれるようになります。

ニコチン依存症になった場合、自力で治すのは困難です。ニコチン依存症を治したい、ニコチン依存症になる前にタバコをやめたいという人は、禁煙外来を受診しましょう。

禁煙外来で治療を受けられる

タバコに含まれるニコチンは依存性の強い物質です。喫煙を長い期間続けているとニコチン依存症になり、心身に深刻なダメージが及ぶのです。

喫煙が習慣になっている場合、吸わないと集中できなくなったり、イライラしたりするようになります。さらに、そのままニコチンを摂取し続けていると、肺がんなどの命に関わる病気に繋がるのです。

習慣的に喫煙している人の多くは、ニコチンに依存していることに自覚がありません。また、ニコチンへの依存性が強いと、喫煙をやめようと思っても、自分の意志ではなかなかやめられなくなります。

ニコチンへの依存が強く、自力での禁煙が困難という場合は、禁煙外来を受診しましょう。専門医のカウンセリングを受けたり、禁煙補助薬を処方してもらうことで、禁煙がより成功しやすくなります。